電気機器では、変圧器と三相誘導電動機に関する出題が多い。 変圧器では、単相変圧器の三相結線での出力・電圧・電流の関係、効率の計算、三相誘導電動機では、回転速度とすべりに関する計算、始動法などが出題頻度の高いものです。 |
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「重要事項のまとめ」(PDFファイル) | |
変圧器 | 三相誘導電動機 | 同期機 |
変圧器 |
原 理 | 損失と効率 | 三相結線 | 平行運転 | 試 験 |
原 理 | |
問題1 図のような単相3線式回路で,抵抗負荷R1には50[A],抵抗負荷R2には70[A]の電流が流れている. 変圧器の一次側に流れる電流Iの値[A]は. ただし,変圧器の励磁電流と損失は無視するものとする. イ. 0.8 ロ. 1.2 ハ. 2.0 ニ. 4.0 |
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問題2 定格容量20[KVA],定格一次及び二次電圧が6300[V]及び210[V]で,その一次及び二次抵抗が30[Ω]及び0.05[Ω]である. 一次側端子からみた等価抵抗[Ω]は. イ. 45 ロ. 55 ハ. 65 ニ. 75 |
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損失と効率 | |
問題1 変圧器の鉄損に関する記述として正しいものは. イ. 周波数が変化しても鉄損は一定である. ロ. 鉄損はうず電流損より小さい. ハ. 鉄損はヒステリシス損より小さい. ニ. 一次電圧が高くなると鉄損は増加する. |
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問題2 変圧器の銅損は,二次電流が変化するとどのようになるか. イ. 二次電流に比例して変化する. ロ. 二次電流の2乗に比例して変化する. ハ. 二次電流の3乗に比例して変化する. ニ. 二次電流の変化に関係なく一定である. |
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問題3 単相100[KVA]の変圧器がある.この変圧器を定格電圧,定格容量で使用したとき,その鉄損160[W],銅損は1,200[W]である. この変圧器を定格電圧,50[%]負荷で使用した場合の全損失[W]は. ただし,負荷の力率は100[%]であるとする. イ. 340 ロ. 460 ハ. 680 ニ. 760 |
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問題4 定格容量10[KVA],鉄損100[W],全負荷時の銅損200[W]の変圧器がある. この変圧器を1日のうち8時間を全負荷で運転し,他の時間を無負荷で運転した場合の全日効率[%]は. ただし,負荷の力率は100[%]とする. イ. 80 ロ. 85 ハ. 90 ニ. 95 |
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三相結線 | |
問題1 1台当たりの消費電力12[kW],遅れ利器率80[%]の三相負荷がある. 定格容量150[kVA]の三相変圧器から電力を供給する場合,供給できる負荷の最大台数は. イ. 10 ロ. 12 ハ. 15 ニ. 16 |
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問題2 変圧器の結線方法のうちΔ−Δ結線は. |
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問題3 単相変圧器(6300/210[V])の単相変圧器3台を一次側Δ結線,二次側をY結線とし,一次側に線間電圧6300[V]を加えた場合,二次側の線間電圧[V]は. イ. 180 ロ. 210 ハ. 360 ニ. 420 |
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問題4 |
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問題5 単相変圧器2台をV結線とし,消費電力36[kW].力率80[%]の三相負荷に電力を供給する場合, 単相変圧器1台の最小容量[kVA]は. ただし,変圧器は過負荷で運転しないものとする. イ. 15 ロ. 20 ハ. 30 ニ. 50 |
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問題6 定格容量20[kVA]の単相変圧器3台を用い,Δ結線によって40[kVA]の三相負荷に供給していたとき,1台が故障したので,残り2台をV結線にして供給した場合,変圧器の過負荷率[%]は. イ. 0 ロ. 5 ハ. 10 ニ. 15 |
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変圧器の平行運転 | |
問題1 同容量の単相変圧器を平行運転するための条件として,必要でないものは. イ. 各変圧器の極性を一致させて結線すること. ロ. 各変圧器の変圧比が等しいこと. ハ. 各変圧器のインピーダンス電圧が等しいこと. ニ. 各変圧器の効率が等しいこと. |
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問題2 %インピーダンスが3[%]および3.7[%]の単相変圧器50[kVA]2台を平行運転するとき, いずれも過負荷にならずに接続することができる負荷の最大容量[kVA]は. イ. 85 ロ. 90 ハ. 95 ニ. 100 |
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変圧器の試験 | |
問題1 変圧器のインピ−ダンス電圧を求める試験方法は. イ. 極性試験 ロ. 無負荷試験 ハ. 短絡試験 ニ. 変圧比試験 |
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問題2 定格一次電圧V1[V],定格容量P[KVA],インピ−ダンス電圧Vs[V]の三相変圧器がある. この変圧器のパ−セントインピ−ダンス[%]を示す式は. |
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三相誘導電動機 |
回転速度 | 特 性 | 始動法 |
回転速度 | |
問題1 定格出力5[kW],周波数60[Hz],極数4の三相かご形誘導電動機の回転速度が1710[min-1]であった. このときのすべり[%]は. イ. 3.5 ロ. 4.0 ハ. 4.5 ニ. 5.0 |
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問題2 6極のかご形三相誘導電動機があり,その一次周波数がインバ−タで調整できるようになっている. この電動機のすべり4[%],回転速度384[min-1]で運転されている場合の一次周波数[Hz]は. イ. 10 ロ. 20 ハ. 30 ニ. 40 |
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三相誘導電動機の特性 | |
問題1 定格出力15[kW],定格電圧200[V]の三相誘導電動機の全負荷時の力率が84[%],一次電流60[A]とすれば,この電動機の全負荷時の効率[%]は. イ. 84 ロ. 86 ハ. 88 ニ. 90 |
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問題2 一般用低圧三相かご形誘導電動機の回転速度に対するトルク特性曲線は. イ. A ロ. B ハ. C ニ. D |
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問題3 一定周波数の電源で運転中の三相誘導電動機の電源電圧が80[%]になったとすれば,電動機のトルクはおおよそ何[%]になるか.ただし,回転数は一定とする. イ. 52 ロ. 64 ハ. 75 ニ. 80 |
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問題4 三相誘導電動機が定格出力で運転中に電源電圧が数%程度低下した場合の状態として,正しいものは. ただし,出力は一定とする. イ. 電流が増加する. ロ. 回転速度が増加する. ハ. すべりが小さくなる. ニ. トルクが小さくなる. |
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三相誘導電動機の始動法 | |
問題 Y−Δ始動器で三相かご形誘導電動機を始動する場合,Δ結線で始動するのと比較して,始動電流Isと始動トルクTsは何倍になるか. |
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問題2 巻線形誘導電動機を始動する場合,二次側に抵抗器を挿入する理由は. イ. 始動電流は小さく,始動トルクは小さくなる. ロ. 始動電流は小さく,始動トルクは大きくなる. ハ. 始動電流は変わらず,始動トルクは大きくなる. ニ. 始動電流は小さく,始動トルクは変わらない. |
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同期機 |
第1章 電気理論 |
第2章 配電理論 |
第3章 電気応用 |
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第4-3章 受電設備 |
第5章 施工方法 |
第6章 検査方法 |
第7章 発変電・送電 |
第8章 保安法令 |
第9章 配線図 |
試験問題 |