筆記試験第二部(全10問)は、配線図とシーケンス制御回路の出題になります. 高圧受電設備の結線図では、主要機器、保護装置、計測器の図記号とその機能、および保護・保安に関する電気設備技術基準・高圧受電設備規程の適合性等の問題が出題されています. シーケンス制御回路では、基本回路について各機器がどのような働きを持っていて、その図記号がどのように示されるか等の問題が出題されています. 平成17年度からは、従来の等価実技の選別が加わり、写真の中から機器、材料等の選別が出題されます。 |
「重要事項のまとめ1」(PDFファイル) |
「重要事項のまとめ2」(PDFファイル) |
高圧受電設備 単線結線図 |
高圧受電設備 複線結線図 |
電動機の制御回路 |
高圧受電設備 単線結線図 |
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問題1 図は、高圧受電設備の単線結線図である。この図の矢印で示す10箇所に関する各問いには、4通りの答(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。 それぞれの問に対して、答えを1つ選びなさい。 (注) 1. 図はJIS C 0617-1999(旧JIS C 0301-1990のIEC規格に整合するもの)に準拠して示してある。 2. 図において、問に直接関係ない部分等は省略してある。 |
問い | 答え | |||||||||
1 | @で示す機器の一次定格電圧[kV]と二次定格電圧[V]は。 | イ. 6.0[kV] ロ. 6.0[kV] ハ. 6.6[kV] ニ. 6.6[kV] 105[V] 110[V] 105[V] 110[V] |
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2 | Aで示す機器に関する記述として正しいものは。 | イ. 過電圧になったとき、自動的に電路を遮断する。 ロ. 過負荷電流及び短絡電流を遮断できる。 ハ. 過負荷電流は遮断できるが短絡電流は遮断できない。 ニ. 負荷電流を遮断してはならない。 |
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3 | Bの部分に設置する機器の図記号は。 | |||||||||
4 | Cに設置する機器は。 |
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5 | Dに.設置する機器は。 |
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6 | Eで示す機器の名称は。 | イ. 引外しコイル ロ. 限流ヒューズ ハ. 進相コンデンサ ニ. 直列リアクトル |
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7 | Fの部分に設置できる機器の図記号として、不適切なものは。 |
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8 | Gで示す機器の役割は。 | イ. 高電圧を低電圧に変成する。 ロ. 電路に侵入した過電圧を抑制する。 ハ. 高圧電路の電流を変成する。 ニ. 電路の異常を警報する。 |
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9 | Hの変圧器の低圧側の一端子に施す接地工事の種類として、適切なものは。 | イ. A種接地工事 ロ. B種接地工事 ハ. C種接地工事 ニ. D種接地工事 |
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10 | Iの部分に使用する軟銅線の太さの最小値[mm]は。 | イ. 1.6 ロ. 2.0 ハ. 2.6 ニ. 3.2 |
問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | 問10 | |
問題2 図は、高圧受電設備の単線結線図である。この図の矢印で示す10箇所に関する各問いには、4通りの答(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。 それぞれの問に対して、答えを1つ選びなさい。 (注) 1. 図はJIS C 0617-1999(旧JIS C 0301-1990のIEC規格に整合するもの)に準拠して示してある。 2. 図において、問に直接関係ない部分等は省略してある。 |
問い | 答え | |||||||||
1 | @で示す機器の役割は。 | イ. 地絡事故発生時に交流遮断器を遮断する。 ロ. 地絡事故発生時の電流を測定する。 ハ. 電源側の地絡事故を検出し、断路器を自動遮断する。 ニ. 自家用設備側の地絡事故を検出し、高圧負荷開閉器を自動遮断する。 |
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2 | Aの機器に関する記述として正しいものは。ただし、機器は開放形とする。 | イ. 木製の造営材との離隔距離を50[p]とした。 ロ. 過負荷電流を自動遮断する。 ハ. ブレードを電源側に接続した。 ニ. 開閉はVCBを開放してから行った。 |
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3 | Bに使用するヒューズは。 |
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4 | Cの機器を設置することが必要な受電電力の容量[kW]は。 | イ. 100[kW]以上 ロ. 300[kW]以上 ハ. 500[kW]以上 ニ. 1000[kW]以上 |
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5 | Dの機器が遮断する場合の事故は。 | イ. A点における地絡 ロ. B点における短絡 ハ. C点における短絡 ニ. D点における地絡 |
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6 | Eに設置する機器のJISに定める図記号は。 | |||||||||
7 | Fの部分の結線図をJISに定める図記号(複線図用)で表したものは。 | |||||||||
8 | Gの部分に設置する変圧器(単相変圧器)100[kVA]3台)に関する説明で誤っているものは。 | イ. 1台が故障した場合、V結線にして三相3線式回路を構成することができる。 ロ. 1台が故障した場合、V結線にして最大141[kVA]の負荷容量までしか使用できない。 ハ. Δ結線の場合、各変圧器のタップ電圧を等しくする必要がある。 ニ. 無負荷状態でも二次側巻線に1[A]程度の循環電流が流れることがある。 |
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9 | Hで示す図記号の名称は。の部分に設置する高圧カットアウト(PC)について、誤っているものは。 | イ. ヒューズ付高圧交流負荷開閉器 ロ. 断路器 ハ. ヒューズ付高圧カットアウト ニ. 交流遮断器 |
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10 | Iの部分に使用する軟銅線の太さの最小値[mm]は。 | イ. 1.6 ロ. 2.0 ハ. 2.6 ニ. 3.2 |
問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | 問10 | |
高圧受電設備 複線結線図 |
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問題 図は、高圧受電設備の複線結線図である。この図の矢印で示す10箇所に関する各問いには、4通りの答(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。 それぞれの問に対して、答えを1つ選びなさい。 (注) 1. 図はJIS C 0617-1999(旧JIS C 0301-1990のIEC規格に整合するもの)に準拠して示してある。 2. 図において、問に直接関係ない部分等は省略してある。 |
問い | 答え | |
1 | @の部分の接地工事の種類は。ただし、ケーブルに人が触れるおそれがあるものとする。 | イ. A種接地工事 ロ. B種接地工事 ハ. C種接地工事 ニ. D種接地工事 |
2 | Aの表示の目的は。 | イ. 過電流継電器動作表示 ロ. 地絡継電器動作表示 ハ. 故障表示 ニ. 電源表示 |
3 | Bに設置する機器A、BのJISに定める複線結線図の記号の組み合せとして、正しいものは。 | |
4 | Cに設置する機器のJISに定める図記号は。 | |
5 | Dの部分の設置目的は。 | イ. 地絡時に零相電流を発生する。 ロ. 計器用に大電流を小電流に変流する。 ハ. 交流遮断器の引外しのため。 ニ. 異常電圧を検出するため。 |
6 | Eに設置する機器のJISに定める図記号は。 | |
7 | Fの部分に設置する機器のJISに定める単線図用図記号は。 | |
8 | Gのw相の対地電圧[V]は、およそ。 | イ. 105 ロ. 142 ハ. 182 ニ. 210 |
9 | Hの接地工事の種類は。 | イ. A種接地工事 ロ. B種接地工事 ハ. C種接地工事 ニ. D種接地工事 |
10 | Iのコンデンサに内蔵されている抵抗の目的は。 | イ. 高調波による波形のひずみの抑制 ロ. 残留電荷の放電 ハ. 開放時の再点弧防止 ニ. 投入時の突入電流の抑制 |
問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | 問10 | |
電動機の制御回路 | ||
問題1 |
問い | 答え | ||||||||||||
1 | @に設置する機器は。 |
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2 | Aに設置する機器は。 | イ | ロ. | ハ. | ニ. | ||||||||
3 | Bに設置する機器は。 | イ | ロ. | ハ. | ニ. | ||||||||
4 | Cの機器の役目は。 | イ. 電動機の巻線をY結線にする。 ロ. 電動機の巻線をΔ結線にする。 ハ. Y−Δ切り換えの際、電動機の巻線を瞬間短絡する。 ニ. 電動機の停止中に電動機巻線に電圧がからないようにする。 |
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5 | Dの部分の結線図は。 | ||||||||||||
6 | Eの部分の接点が開路するのは。 | イ. 電動機が停止したとき。 ロ. 電動機が始動したとき。 ハ. 電動機に設定値を超えた過電流が継続して流れたとき。 ニ. 電動機が始動してタイマの設定時間が経過したとき。 |
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7 | Fで示す接点の動作として正しいものは。 | イ. 押すと閉じ、引くと開く。 ロ. 押すと開き、引くと閉じる。 ハ. 押したときだけ閉じる。 ニ. 押したときだけ開く。 |
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8 | Gで示す図記号の名称は。 | イ. 手動操作自動復帰接点 ロ. 手動操作自動復帰接点 ハ. 限時動作接点(a接点) ニ. 限時動作接点(b接点) |
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9 | Hで示すTLRの役目は。 | イ. Y結線時及びΔ結線時の過負荷をそれぞれ保護する。 ロ. Y結線時及びΔ結線時の過負荷をそれぞれ保護する。 ハ. Y結線からΔ結線に切り換えるまでの時間を設定する。 ニ. Y結線からΔ結線に切り換えるまでの時間を設定する。 |
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10 | Iのランプが点灯しているときの電動機の状態は。 | イ. 始動時 ロ. 運転中 ハ. 故障時 ニ. 停止中 |
問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | 問10 | |
問題2 図は、低圧三相誘導電動機(シャッタ開閉用)の正転・逆転の制御回路である。この図に関する各問いには、4通りの答(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。それぞれの問に対して、答えを1つ選びなさい。 (注) 1. 図はJIS C 0617-1999(旧JIS C 0301-1990のIEC規格に整合するもの)及びJIS C 0401-1982に準拠して示してあ る。 2. 図において、問に直接関係ない部分等は省略してある。 |
問い | 答え | |||||||||||||
1 | @で示す図記号の名称は。 | イ. 磁気遮断器 ロ. 刃形開閉器 ハ. 配線用遮断器 ニ. 真空遮断器 |
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2 | Aで示す図記号の名称は。 | イ. 電磁開閉器 ロ. 電磁接触器 ハ. モータブレーカ ニ. 始動継電器 |
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3 | BのMC-R機器を動作させる操作用の押しボタンスイッチは。 | イ. MCCB ロ. BS−1 ハ. BS−2 ニ. BS−3 |
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4 | Cの部分の結線は。 | |||||||||||||
5 | Dで示す図記号の名称は。 | イ. 熱動継電器のa接点 ロ. 熱動継電器のb接点 ハ. 限時動作a接点 ニ. 限時動作b接点 |
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6 | Eの接点の役目は。 | イ. 自己保持用a接点 ロ. 並列接点の保護 ハ. 並列接点の予備 ニ. 主回路のチャタリングの防止 |
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7 | Fで示す機器の接点の動作として正しいものは。 | イ. 押すと閉じ、引くと開く。 ロ. 押すと開き、引くと閉じる。 ハ. 押したときだけ閉じる。 ニ. 押したときだけ開く。 |
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8 | Gに設置する機器は。 |
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9 | Hの部分部分の図記号は。 | |||||||||||||
10 | Iに示す機器は。 |
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問1 | 問2 | 問3 | 問4 | 問5 | 問6 | 問7 | 問8 | 問9 | 問10 | |
第1章 電気理論 |
第2章 配電理論 |
第3章 電気応用 |
第4-1章 電気機器 |
第4-2章 器具・材料 |
第4-3章 受電設備 |
第5章 施工方法 |
第6章 検査方法 |
第7章 発変電・送電 |
第8章 保安法令 |
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